永禅寺古墳群(読み)ようぜんじこふんぐん

日本歴史地名大系 「永禅寺古墳群」の解説

永禅寺古墳群
ようぜんじこふんぐん

[現在地名]珠洲市上戸町寺社

低丘陵の通称ガンデラ裏山に所在し、六基の円墳で構成される。昭和二二年(一九四七)に珠洲郷土史研究会が発掘した一号墳(径約二〇メートル、高さ約一・二メートル)からは、長さ約二メートルの組合せ式箱形石棺が発見され、棺内から人骨一体分のほか直刀・剣各二、鉄鏃約三〇、鉄斧・胡金具・櫛および鹿角装刀装具各一などの副葬品出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 珠洲市史

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android