永野
なぎの
[現在地名]高郷村夏井・西羽賀
夏井村の西方山間にあり、南東は西羽賀村、西は塩坪村に接する。古くは夏井村地内の薙野平と称する原野であったが、宝暦年間(一七五一―六四)同村肝煎の子清野源之丞が開発、夏井村の出作地とされた(斎藤家文書)。化政期にも夏井村ほか西羽賀村・池ノ原村の肝煎が中心となって開墾が進められ、開墾地はそれぞれの村の出作地となり、天保一〇年(一八三九)には家作定住も始まっている(同文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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