汚濁負荷量(読み)おだくふかりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「汚濁負荷量」の意味・わかりやすい解説

汚濁負荷量
おだくふかりょう

汚水中に含まれる汚濁物質の総量。一般的に汚濁物質とは有機物についての総称で,生物化学的酸素要求量 BODで表わす。次の3つの態様がある。 (1) 発生汚濁負荷量 生活排水,工場排水など発生単位あるいは種類ごとに1日の平均水質生物化学的酸素要求量に排水総量を乗じて計算される。 (2) 流入汚濁負荷量 支川本川に入る際,あるいは河川海域に入る際などの流入水の汚濁物質総量。たとえば東京湾に流入する多摩川江戸川荒川のそれぞれについて負荷量が計算される。 (3) 許容汚濁負荷量 河川,海域,湖沼のそれぞれが環境基準を達成できる範囲の汚濁物質の総量。

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栄養・生化学辞典 「汚濁負荷量」の解説

汚濁負荷量

 汚濁総量ともいう.河川,海域など公共水域に排出される汚濁物質の総量.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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