江戸ガラス(読み)えどガラス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「江戸ガラス」の意味・わかりやすい解説

江戸ガラス
えどガラス

江戸時代に江戸で作られたガラス製品。江戸初期より長崎で始った日本のガラス製法は,正徳年間 (1711~16) にほぼ大坂,京都,江戸にも伝わっていたことが知られており,明和年間 (64~72) 頃から盛んになった。しかし江戸での発達は遅れ,江戸ガラスが隆盛をみたのは,天保年間 (1830~44) に皆川久兵衛 (加賀屋) と在原留三郎 (上総屋) が各種ガラス器具や江戸切子 (カット・グラス) を作り出して以来である。江戸ガラスの特徴は型吹きガラスで,やや黄緑色を帯びた無色のガラスに曲線構成のカットを施したものが多く,人気を博した。

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