江戸三吟(読み)エドサンギン

デジタル大辞泉 「江戸三吟」の意味・読み・例文・類語

えどさんぎん【江戸三吟】

江戸前期の俳諧集。1冊。伊藤信徳編。延宝6年(1678)刊。信徳が江戸で桃青芭蕉)・信章(素堂)と巻いた三百韻を京都で出版したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の江戸三吟の言及

【信徳】より

…俗をはなれて,風流なき所又風流〉(《誹諧絵合》)などと評された。77年東下,翌春にかけて桃青(芭蕉),信章(素堂)と《江戸三吟》を巻いたのを手始めに,新風をめざす京・江戸両俳壇の橋渡し役を務めた。蕉風の誕生を促した貞享期(1684‐88)の有心優美体は,信徳らの創意工夫によるところが大きい。…

※「江戸三吟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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