日本歴史地名大系 「江田新村」の解説 江田新村ごうだしんむら 富山県:中新川郡上市町江田新村[現在地名]上市町柿沢(かきざわ)郷田新とも書く。柿沢村の南、白岩(しらいわ)川の支流大岩(おおいわ)川と山に挟まれた狭い平野部に位置。正源寺(しようげんじ)村に接し、大岩川を挟んで二口新(ふたくちしん)村・大松新(おおまつしん)村がある。郷田砦跡が枡形(ますかた)山にあり、土肥美作守の家老桂田善右衛門が守ったという。また一説に天正一一年(一五八三)佐々成政が弓庄(ゆみのしよう)城を攻めた時の陣跡ともいう(越中志徴)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によれば草高二八石、免四ツ五歩、小物成は鮎川役一匁(出来)、ほかに明暦二年(一六五六)の新田高五石がある(三箇国高物成帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by