白岩(読み)しらいわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「白岩」の意味・わかりやすい解説

白岩
しらいわ

山形県中央部、寒河江市(さがえし)の一地区。旧白岩町。山形盆地の西端寒河江川北岸の河岸段丘上に位置する谷口集落。1622年(元和8)最上(もがみ)氏改易後、一時酒井忠重(ただしげ)の所領となったが、白岩一揆(いっき)ののち1638年(寛永15)以降幕府領となる。十里越街道(ろくじゅうりごえかいどう)の宿場町としても栄え、出羽(でわ)三山参詣(さんけい)の行者でにぎわい、また3、6、10の日の市(いち)も開かれた。六十里越街道は国道112号となったが、白岩地区では幅員が狭く、1999年(平成11)に白岩バイパスが開通した。

中川 重]

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世界大百科事典(旧版)内の白岩の言及

【中伊豆[町]】より

…町域の大部分は山林で,ワサビ,シイタケが栽培され,大見川と支流の低地では稲作が行われている。伊豆スカイラインの開通(1964),白岩(しらいわ)温泉(単純泉,セッコウ泉,43℃)の湧出(1963)などもあって観光開発も進んでいる。大見川下流域には縄文中・後期の上白岩遺跡(史)があり,環状列石遺構をもつ。…

※「白岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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