池田 孫一(読み)イケダ マゴイチ

20世紀日本人名事典 「池田 孫一」の解説

池田 孫一
イケダ マゴイチ

明治・大正期の実業家 東北鉱業会専務幹事。



生年
嘉永6年8月12日(1853年)

没年
大正11(1922)年3月4日

出生地
出羽国仙北郡(秋田県仙北郡仙北町)

経歴
はじめ郡役所に勤務するが、間もなく辞職して秋田織絹社に入社。のち、当時有望とされていた鉱山業に転じ、全財産を投じて雄勝郡の田子内鉱山を採掘、良質な金銀を掘り当てた。明治30年東北鉱業会を設立し、専務幹事に就任。その後も国家的事業として大々的な鉱山経営を展開し、大館市花岡鉱山の開発にも尽力したほか、黒川油田地帯の調査、天然アスファルトの活用研究などに当たった。また、石州流の茶人としても知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android