沈鐘伝説(読み)ちんしょうでんせつ

精選版 日本国語大辞典 「沈鐘伝説」の意味・読み・例文・類語

ちんしょう‐でんせつ【沈鐘伝説】

〘名〙 鐘が沈んでいるとか、水底から鐘の音が聞こえるとかいう池・沼・湖・淵の由来を説明する一群伝説各地にある「鐘が淵」という地名などは、多く、この伝説に基づく。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の沈鐘伝説の言及

【梵鐘】より

…三井寺の鐘はこれを哀れんだ里人が寄進したのだという。【上田 敬二】
[沈鐘伝説]
 川や湖沼,海などの底に鐘が沈んでいると語られる伝説は,日本各地に分布している。これらは沈鐘伝説,あるいは鐘が淵伝説として知られ,その沈んでいる場所を,鐘が淵,釣鐘淵,鐘捨淵,金倉淵,鐘が崎などと呼んでいる。…

※「沈鐘伝説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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