最新 地学事典 「沈降粒径」の解説
ちんこうりゅうけい
沈降粒径
fall diameter
砕屑粒子の粒径の指標の一つ。天然の砂礫は不規則な形態・密度をしており,それぞれに固有の沈降速度をもつので,その粒子の水中での沈降速度と同じ沈降速度をもつ,すなわち水力学的に等価な(水力学的等価性)球粒子を想定してその径を沈降粒径と呼ぶ。沈降法による粒度分析ではこれを粒径値として用いており,適用した沈降速度式によってそれぞれストークス径,ニュートン径とも呼ばれる。仮想球の比重を沈降粒子と同じとした場合の沈降粒径を堆積径(sedimentation diameter),石英と同じ2.65とした場合のそれを等価直径と呼ぶことがある。粒子の水理特性をよく反映できる指標として利用される。
執筆者:村越 直美・宮田 雄一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

