沖つ国(読み)オキツクニ

デジタル大辞泉 「沖つ国」の意味・読み・例文・類語

おき‐つ‐くに【沖つ国】

沖のかなたの遠い国。黄泉よみの国をさすかともいう。
「―うしはく君が塗り屋形丹塗りの屋形神が門渡る」〈・三八八八〉

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精選版 日本国語大辞典 「沖つ国」の意味・読み・例文・類語

おきつ【沖つ】 国(くに)

  1. 海のかなたにある国。死者の行く黄泉(よみ)の国を暗示しているという。
    1. [初出の実例]「奥国(おきつくに)(うしは)く君が柒(ぬり)屋形黄柒(にぬり)の屋形神が門(と)渡る」(出典万葉集(8C後)一六・三八八八)

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