沢山精八郎(読み)サワヤマ セイハチロウ

20世紀日本人名事典 「沢山精八郎」の解説

沢山 精八郎
サワヤマ セイハチロウ

明治・大正期の実業家 貴院議員(多額納税)。



生年
安政2年11月3日(1855年)

没年
昭和9(1934)年3月21日

出身地
肥前国大村(長崎県)

経歴
肥前大村藩士長男に生まれる。長崎広運館で英学を修める。実業界に入り、長崎で船舶給水業を創業し、島原水電、沢山汽船、沢山兄弟商会などの社長となり、遠洋漁業社長、九州汽船社長、長崎銀行頭取、長崎製鉄所取締役などのほか、長崎商業会議所副会頭も務めた。一方、明治32年から長崎市名誉参事会員となり、長崎市議、長崎県議を務め、大正14年〜昭和7年貴族議員(多額納税)となる。また日蓮宗信仰厚く、長崎に一寺を建立した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「沢山精八郎」の解説

沢山精八郎 さわやま-せいはちろう

1855-1934 明治-大正時代の実業家。
安政2年11月3日生まれ。肥前大村藩(長崎県)藩士の子。島原水電,沢山汽船,沢山兄弟商会などの社長となり,長崎商業会議所副会頭をつとめた。大正14年貴族院議員。昭和9年3月21日死去。80歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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