河南本郷(読み)かわなみほんごう

日本歴史地名大系 「河南本郷」の解説

河南本郷
かわなみほんごう

古川ふるかわ是重これしげおよびその周辺地域をさすと思われる中世の郷。戦国時代富安とみやす郷に含まれる郷であった。寛正六年(一四六五)九月一六日の久清・重氏連署充行状(蓮徳寺文書)に「富安郷河南本郷」とみえ、一町三段四二歩の田地が小切左近三郎に宛行われている。また大永七年(一五二七)一一月一六日・同八年一〇月二〇日の三塚富国預ケ状(同文書)にも「古河郷南本郷」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 大字 荒城

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android