河心(読み)カシン

デジタル大辞泉 「河心」の意味・読み・例文・類語

か‐しん【河心】

河幅の中ほど。「舟が河心に出る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「河心」の意味・読み・例文・類語

か‐しん【河心】

  1. 〘 名詞 〙 川幅中程。川の中心
    1. [初出の実例]「河舟の小さなのが岸に繋いであった。豊吉はこれに飛乗るや纜(ともづな)を解(と)いて棹(みざを)を立てた。〈略〉船はするすると河心(カシン)に出た」(出典:河霧(1898)〈国木田独歩〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android