デジタル大辞泉
「中程」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
なか‐ほど【中程】
- 〘 名詞 〙
- ① ある期間・時期のまんなかのあたり。なかごろ。
- [初出の実例]「この中ほどは、きみの君にて昔のごとくえあるまじければ」(出典:愚管抄(1220)七)
- 「初の程はおもしろく、中程(ナカホド)はおかしく、後は気毒かさなり」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)六)
- ② 物や、ある限られた場所のまんなかのあたり。
- [初出の実例]「我よりも下の者に弓を渡す次第、右の手に而中程をとり、左の手にては
より少下にそへ取也」(出典:今川大双紙(15C前)弓法之次第之事) - 「此島は当時英吉利領にして地中海の中程(ナカホド)にあり」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一一)
- ③ 中くらいの程度。「クラス五〇人中のなかほどの成績」
- [初出の実例]「温舒が中慰の部中に在る中ほとなる猾吏より以下の者は」(出典:史記抄(1477)一六)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 