中程(読み)ナカホド

デジタル大辞泉 「中程」の意味・読み・例文・類語

なか‐ほど【中程】

ある期間・時期のまんなかのあたり。なかごろ。なかば。「来月の中程までには参ります」「宴会中程で呼び出される」
物の位置距離のまん中のあたり。「車両中程までお詰めください」
程度の中くらい。「クラス中程成績
[類語]中位中庸あいだ中間あわいちゅうくらい中道中形ミディアム中頃なかごろ・真ん中辺へん半ば中途

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精選版 日本国語大辞典 「中程」の意味・読み・例文・類語

なか‐ほど【中程】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある期間・時期のまんなかのあたり。なかごろ。
    1. [初出の実例]「この中ほどは、きみの君にて昔のごとくえあるまじければ」(出典:愚管抄(1220)七)
    2. 「初の程はおもしろく、中程(ナカホド)はおかしく、後は気毒かさなり」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)六)
  3. 物や、ある限られた場所のまんなかのあたり。
    1. [初出の実例]「我よりも下の者に弓を渡す次第、右の手に而中程をとり、左の手にてはより少下にそへ取也」(出典:今川大双紙(15C前)弓法之次第之事)
    2. 「此島は当時英吉利領にして地中海の中程(ナカホド)にあり」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一一)
  4. 中くらいの程度。「クラス五〇人中のなかほどの成績」
    1. [初出の実例]「温舒が中慰の部中に在る中ほとなる猾吏より以下の者は」(出典:史記抄(1477)一六)

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