河田方村(読み)かわだがたむら

日本歴史地名大系 「河田方村」の解説

河田方村
かわだがたむら

[現在地名]一宮市萩原はぎわら河田方かわだがた

林野はやしの村の西、冨田方とみだがた村の南にある。「萩原町史」は「木曾川支流の自然堤防上の村」であったと推測している。概高三二九石余、二二町二反余の耕地のうち畑一四町八反余・田七町四反余とある。「寛文覚書」の家数一八・人数一〇九という小村である。全村七人の給知となっている。萩原宿の助郷村。

この村のほか、冨田方村・花井方はないがた村など「方」の名称意味について「新編一宮市史」はこれは「出作者のもとの居地」に「方」を付したものとみなすべきと述べ、冨田・花井は、いずれも苅安賀かりやすか村内の地名であるとし、河田の場合も「いずれとも定め難いが、苅安賀にも北川田・南川田の小字が存し、河田方はここより出作した可能性が大きい」としている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 はやし

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む