精選版 日本国語大辞典 「油尽きて火消ゆ」の意味・読み・例文・類語 あぶら【油】 尽(つ)きて火(ひ)消(き)ゆ 物事の根源となるものが尽きると、それによってもたらされる物事が自然に消滅するというたとえ。生命力の盛んな若い時には煩悩に迷うが、年をとると次第に落ちつきを得ることなど。[初出の実例]「めいこんは火のごとく、ごうりきは油(あぶら)のごとし、油つきて火のきゆるがごとし。今はまうしうはれてうらむべきかたなし」(出典:浮世草子・一夜船(1712)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例