精選版 日本国語大辞典 「油濃い」の意味・読み・例文・類語
あぶら‐こ・い【油濃】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]あぶらこ・し 〘 形容詞ク活用 〙 - ① =あぶらっこい(油濃)①
- [初出の実例]「油濃茹物」(出典:新猿楽記(1061‐65頃))
- 「膩 アブラコシ」(出典:観智院本名義抄(1241))
- 「あぶらこい肉や白い米の飯を」(出典:玉塵抄(1563)一四)
- ② =あぶらっこい(油濃)②
- [初出の実例]「あぶらこくくらひこゑたる大坊主が」(出典:仮名草子・智恵鑑(1660)一〇)
- ③ =あぶらっこい(油濃)③
- [初出の実例]「油こい女子はやられぬ」(出典:浄瑠璃・菅原伝授手習鑑(1746)一)
油濃いの派生語
あぶらこ‐さ- 〘 名詞 〙