油野村(読み)ゆのむら

日本歴史地名大系 「油野村」の解説

油野村
ゆのむら

[現在地名]静岡市油野

安倍川の支流中河内なかごうち川中流左岸に位置し、北は中河内川とその支流仙俣せんまた川の合流点にあたる柿島かきしま村枝郷上落合かみおちあい、南は長妻田ながつまた村。郷帳類では湯野村と書く。領主安西外あんざいそと新田と同じ。元禄郷帳では高二〇石余。旧高旧領取調帳では幕府領二〇石余・養福庵除地二斗余。「駿河記」によれば家数一五、曹洞宗養福寺、山神社があり、産物は杉・檜・竹・鷹・かんこ鳥・びいどろ鳥・郭公・鶯・野鶏・猪・鹿・猿・兎など。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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