泉吉田村(読み)いずみよしだむら

日本歴史地名大系 「泉吉田村」の解説

泉吉田村
いずみよしだむら

[現在地名]君田村泉吉田

櫃田ひつた村の東南吾妻あづま(七三一メートル)南麓の、東西に長い谷に立地。東は新行しんぎよう峠を境に恵蘇えそ大月おおつき(現比婆郡口和町)、南は東入君ひがしいりぎみ村と境を接する。中世には新行峠の北西大月村の黒岩山くろいわやま城に拠った泉氏の支配下にあり、村名に泉を冠するのもこれに由来するとみられる。

元和五年(一六一九)の備後国知行帳によると村高はわずか六九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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