泣付(読み)なきつく

精選版 日本国語大辞典 「泣付」の意味・読み・例文・類語

なき‐つ・く【泣付】

〘自カ五(四)〙
① 泣いてすがりつく。〔俳諧・俳諧次韻(1681)〕
断橋(1911)〈岩野泡鳴〉一「亀一郎が泣きつくやうに頻りに懇願したので」
② 困りぬいて頼み込む。哀願する。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一「親類に泣きつかれて夥しい金額の借用証文に連印する」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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