断橋(読み)だんきょう

精選版 日本国語大辞典 「断橋」の意味・読み・例文・類語

だん‐きょう ‥ケウ【断橋】

〘名〙 途中でこわれて切れた橋。こわれた橋。
信長記(1622)一二「断橋(ダンケウ)を続(つぎ)嶮路をたいらぐ」 〔杜甫‐過故斛斯校書荘詩〕

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デジタル大辞泉 「断橋」の意味・読み・例文・類語

だん‐きょう〔‐ケウ〕【断橋】

中途でこわれて落ちている橋。
二人は―の上迄来て留まった」〈漱石虞美人草
[補説]書名別項。→断橋

だんきょう【断橋】[書名]

岩野泡鳴長編小説。明治44年(1911)発表北海道の放浪生活をもとに描いた長編五部作の一。

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普及版 字通 「断橋」の読み・字形・画数・意味

【断橋】だんきよう(けう)

落ちた橋。唐・張杭州、孤山寺に題す〕詩 斷橋、(くわうせん)澀(おほ)し 院、深し

字通「断」の項目を見る

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