泥ましい(読み)なずましい

精選版 日本国語大辞典 「泥ましい」の意味・読み・例文・類語

なずまし・いなづましい【泥】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]なづま〘 形容詞シク活用 〙 ( 動詞「なずむ(泥)」の形容詞化 )
  2. 物事がはかばかしく進行しないさまである。難渋している状態である。
    1. [初出の実例]「なま君達は、なつましく、すずろはしきものぞ」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)一)
  3. ほれぼれするようなさまである。
    1. [初出の実例]「よしや一度に浮名は立たじ、いかにしてもなづましい男よと」(出典:浮世草子・好色万金丹(1694)二)

泥ましいの派生語

なずまし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

泥ましいの派生語

なずまし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む