泥裏(読み)でいり

精選版 日本国語大辞典 「泥裏」の意味・読み・例文・類語

でい‐り【泥裏】

  1. 〘 名詞 〙 泥の中。また、けがれた世界のたとえ。
    1. [初出の実例]「庭前の泥裏に立ちて三四日動ぜず」(出典:栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)下)
    2. 「世人みな進取の気象を欠き只中等の泥裡(デイリ)に浴し」(出典:狐の裁判(1884)〈井上勤訳〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android