洋上買い付け(読み)ようじょうかいつけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「洋上買い付け」の意味・わかりやすい解説

洋上買い付け
ようじょうかいつけ

漁獲取引方法の一つで,操業後の漁船から,加工船や冷凍船が漁獲物を洋上で直接買い付けるもの。 1982年,200カイリ内操業の認可の見返りに,アメリカが自国漁船による漁獲物の洋上買い付けを日本に要求したことで話題となった。現在,日本は,アラスカブリストル湾での抱卵ニシンの買い付けや,サケ・マス買い付けなどを行なっており,近年ロシアに対しても行なうようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む