洒つく(読み)しゃあつく

精選版 日本国語大辞典 「洒つく」の意味・読み・例文・類語

しゃあ‐つく【洒つく】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ずうずうしく恥を恥とも思わないで、すましていること。また、そのさま。その人。
    1. [初出の実例]「貧乏世帯の植木屋が、女郎買の損料小袖、着たきり雀でしゃあつくの、お宿はどこと」(出典:歌舞伎・都鳥廓白浪(忍ぶの惣太)(1854)二幕)
    2. 「如斯(あん)なづうづうしい洒蛙突(シャアツ)くな耶蘇なんだもの」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android