津国(読み)つのくに

精選版 日本国語大辞典 「津国」の意味・読み・例文・類語

つ‐の‐くに【津国】

  1. 摂津国古名
    1. [初出の実例]「其の三の婦女を率て、津国(ツノくに)に至りて、武庫(むこ)に及りて天皇崩しぬ」(出典日本書紀(720)応神四一年二月(熱田本訓))

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「津国」の解説

津国
つのくに

摂津国(せっつのくに)

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の津国の言及

【摂津国】より

…また八部郡は8世紀には雄伴(おとも)郡の名で呼ばれていた。《律書残篇》(721‐737の間に成立)は摂津国の郡を12郡)と記すが,これは百済郡が734年(天平6)以後に成立したためとみられている。摂津国は大宝令制では特別行政区として摂津職(せつつしき)の管理下にあり,この官司の長官である大夫(たいふ)の職掌には,一般の国守の職掌にはみえない,港湾や船舶の管理また交易に関係して市場や度量衡の監督が規定されている。…

※「津国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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