津打九平次(読み)つうち くへいじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「津打九平次」の解説

津打九平次 つうち-くへいじ

?-? 江戸時代中期の歌舞伎作者。
初代津打治兵衛の高弟。宝永元年(1704)江戸市村座の「女荒岡錦手綱(おんなあらおかにしきのたづな)」が初作といわれる。のち2代津打治兵衛と,また京都岩井伊左衛門,中田万助らと合作晩年は江戸森田座の立作者をつとめた。作品に「大屋形世継曾我」「殿造篠田妻(とのづくりしのだづま)」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む