合作(読み)ガッサク

デジタル大辞泉 「合作」の意味・読み・例文・類語

がっ‐さく【合作】

[名](スル)
共同して作ること。また、作ったもの。「日仏合作映画」「絵本母子合作する」
中国で、共通目標のために協力し合うこと。「国共合作
[類語](1連作競作オムニバス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「合作」の意味・読み・例文・類語

がっ‐さく【合作】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 何人かの人が力を合わせて、作品をつくること。また、その作品。
    1. [初出の実例]「心をのせし四つ手駕籠と語りし新内ぶしの一曲を、合作(ガッサク)なしたる三冊の中本(とぢぶみ)」(出典:人情本・明烏後正夢(1821‐24)二)
    2. [その他の文献]〔毛詩国風周南序箋〕
  3. 共通の目標を達成するために協力、協同すること。〔モダン用語辞典(1930)〕
    1. [初出の実例]「ファシスト党員の政治的陰謀とカヴァレロ元帥、バドリオ等のサヴォイ王家との合作に基く軍人の陰謀とが併行して」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉四)
  4. よくできた作品。意にかなった作品。
    1. [初出の実例]「首尾匀称、足合作」(出典:日本詩史(1771)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「合作」の読み・字形・画数・意味

【合作】がつさく

共作。

字通「合」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android