洲宮村(読み)すのみやむら

日本歴史地名大系 「洲宮村」の解説

洲宮村
すのみやむら

[現在地名]館山市洲宮

岡田おかだ村の南西に位置する。地名は地内の洲宮神社にちなむとされる。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録では高一一三石余(うち田五四石余)。同一五年の里見家分限帳によると里見氏一門の頭正木大膳の給知。正保郷帳では田高九四石余・畑高五四石余で、旗本酒井領。ほかに大明神(洲宮神社)社領七石。同社領を除いては享保一二年(一七二七)の安房国村々助郷請帳(岩崎家文書)でも酒井領。寛政一〇年(一七九八)には館山藩領で、同藩によって「御林郷山其外山々」の山改が行われている(洲宮区有文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android