活性化自由エネルギー(読み)カッセイカジユウエネルギー

化学辞典 第2版 「活性化自由エネルギー」の解説

活性化自由エネルギー
カッセイカジユウエネルギー
free energy of activation

活性錯体理論で,原系と活性錯体間の平衡を考える際に導入された熱力学的パラメーターで,活性錯体と原系の標準自由エネルギー差に相当する.定容反応ではヘルムホルツエネルギーの差であるΔ F,定圧反応ではギブズエネルギーの差であるΔ Gが用いられる.原系と活性錯体間の平衡定数K とすると,定容反応では,透過係数κ,ボルツマン定数kプランク定数hにより,

となり,定圧反応では,

の関係がある.ここで,kc および kp は,それぞれ定容および定圧反応速度定数である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む