活性化自由エネルギー(読み)カッセイカジユウエネルギー

化学辞典 第2版 「活性化自由エネルギー」の解説

活性化自由エネルギー
カッセイカジユウエネルギー
free energy of activation

活性錯体理論で,原系と活性錯体間の平衡を考える際に導入された熱力学的パラメーターで,活性錯体と原系の標準自由エネルギー差に相当する.定容反応ではヘルムホルツエネルギーの差であるΔ F,定圧反応ではギブズエネルギーの差であるΔ Gが用いられる.原系と活性錯体間の平衡定数K とすると,定容反応では,透過係数κ,ボルツマン定数kプランク定数hにより,

となり,定圧反応では,

の関係がある.ここで,kc および kp は,それぞれ定容および定圧反応速度定数である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む