浅瀬に仇波(読み)アサセニアダナミ

デジタル大辞泉 「浅瀬に仇波」の意味・読み・例文・類語

浅瀬あさせ仇波あだなみ

古今集・恋四の「底ひなき淵やは騒ぐ山川の浅き瀬にこそあだ波は立て」から》思慮の浅い者ほど大騒ぎをすることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「浅瀬に仇波」の解説

浅瀬に仇波

浅瀬では、いたずらに波が立ち騒ぐように、思慮の浅い者は、事に当たって落ち着きがなく、いたずらに大騒ぎする。

[解説] 「古今集―七二二」の「底ひなき淵やはさわぐ山河のあさきせにこそあだ浪はたて〈素性〉」からできた語。

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