山河(読み)サンガ

精選版 日本国語大辞典 「山河」の意味・読み・例文・類語

さん‐か【山河】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さんが」とも ) 山と川。また、山と川のある自然を総称していう。山川。せんが。
    1. [初出の実例]「唯君一箇。帝心抽。山河気。五百賢」(出典:性霊集‐一(835頃)贈野陸州歌)
    2. 「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)平泉)
    3. [その他の文献]〔史記‐呉起伝〕

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普及版 字通 「山河」の読み・字形・画数・意味

【山河】さんが

山川。自然の姿。唐・杜甫〔春望〕詩 國破れて、山河在り 春にして、木深し

字通「山」の項目を見る

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「山河」の解説

さんが【山河】

熊本米焼酎。酒名は、球磨川清流源流にある山々をイメージして命名減圧蒸留時間をかけて蒸留したあと、樫樽で1年以上貯蔵し熟成させる。原料は米、米麹。アルコール度数25%。蔵元の「福田酒造」は昭和10年(1935)創業。所在地は人吉市西間下町。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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