思慮(読み)シリョ

デジタル大辞泉 「思慮」の意味・読み・例文・類語

し‐りょ【思慮】

[名](スル)注意深く心を働かせて考えること。また、その考え。おもんぱかり。「思慮が浅い」「思慮に欠ける言動
[類語]考慮分別考え常識通念良識知識教養心得こころえコモンセンス勘案考察勘定顧慮熟慮熟考考量商量思量省察長考深慮千慮千思万考再考叡慮一考愚考

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精選版 日本国語大辞典 「思慮」の意味・読み・例文・類語

し‐りょ【思慮】

  1. 〘 名詞 〙 十分に考え思うこと。注意をはらって考え判断すること。おもんぱかり。考え。思考
    1. [初出の実例]「無思慮時明、不罷長歌入暁声」(出典経国集(827)一四・奉和漁歌〈滋野貞主〉)
    2. 「光陰何の為に惜しむとならば、内に思慮なく、外に世事なくして、止まん人は止み、修せん人は修せよとなり」(出典:徒然草(1331頃)一〇八)
    3. [その他の文献]〔礼記‐祭義〕

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普及版 字通 「思慮」の読み・字形・画数・意味

【思慮】しりよ

考え。分別。〔国語、周語下〕言に聽きを昭(あき)らかにせば、則ち能く思慮純固ならん。

字通「思」の項目を見る

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