浅草龍光寺門前(読み)あさくさりゆうこうじもんぜん

日本歴史地名大系 「浅草龍光寺門前」の解説

浅草龍光寺門前
あさくさりゆうこうじもんぜん

[現在地名]台東区松が谷まつがや二丁目

松源しようげん寺境内の西、龍光寺境内南側に立てられた門前町屋。東は真龍しんりゆう寺と浅草坂本あさくささかもと町、西は武家地、南は浅草遍立寺あさくさへんりゆうじ門前。龍光寺は三十三間さんじゆうさんげん堂別当を勤め、元禄一一年(一六九八)の同堂移転後、その跡地の一部を与えられたという。門前町屋の起立年代は不明だが、かつて三十三間堂境内に居住していた者たちが龍光寺境内に町屋を形成したという。当初寺社奉行支配であったが、享保年間(一七一六―三六)より町奉行支配となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android