浅見村(読み)あさみむら

日本歴史地名大系 「浅見村」の解説

浅見村
あさみむら

[現在地名]上志比村浅見

大仏寺だいぶつじ山の北麓野中のなか村の南東に位置し、北を勝山街道が通る。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では「志比上庄」に含まれていたと思われる。村名は正保郷帳にみえ、田方三四〇石余・畠方九〇石余。正保二年(一六四五)福井藩領より松岡藩領、享保六年(一七二一)再び福井藩領となった。

天明八年(一七八八)八月の浅見村人別帳(「上志比村史」所収)によると、高四九〇石五斗七升六合、田畑二七町三反(田方二〇町一反・畑方七町二反)、男女一五八(高持男六六・高持女四五・雑家男二三・雑家女二四)、家数三五(高持二〇・雑家一五)、馬屋一二軒(馬一〇疋)、山九ヵ所とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android