精選版 日本国語大辞典 「つじ」の意味・読み・例文・類語 つじ 〘 名詞 〙① 鎧(よろい)の部分の名。菱縫(ひしぬい)の異名。[初出の実例]「具足のつじといふ事は、菱をわろく縫ひたるもつじ也、又、小桜などにてししの目を打ちつぶしたるもつじ也」(出典:岡本記(1544))② 絵革の菱襷(ひしだすき)の文様の交差部。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「つじ」の読み・字形・画数・意味 人名用漢字 6画 [字訓] つじ[字形] 国字十+(ちやく)。十は東西南北。交叉路をいう。〔台記〕(保延二年十月)に「部等をはし、に二人をち居らしめ、雜人犬馬をさしめず」とみえる。〔和漢三才図会、芸才、倭字〕に「、街衢(がいく)の字なり。蓋(けだ)し十は東西南北、に從ふ。會なり」という。は神霊の行き通うところとされ、道祖を祭り、占などのことも行われた。[訓義]1. つじ、まちつじ、ちまた。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報