浜石田新村(読み)はまいしだしんむら

日本歴史地名大系 「浜石田新村」の解説

浜石田新村
はまいしだしんむら

[現在地名]黒部市新町しんまち・浜石田

富山湾に面し、北東石田村、南は浜石田村。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では無高地子銀地、海辺とあり、小物成は地子銀三〇匁(うち一〇匁寛文二年より出来)、寛政六年(一七九四)より出来の豆腐役一匁五分がある(下新川郡史稿)。石田新村・石田村などと同じく海に面していながら浦を有せず、海上漁猟に従事することが許されなかった。享保一八年(一七三三)の新川郡村廻帳(川合家文書)では家数三二で、すべて頭振。肝煎は文化五年(一八〇八)から石田村に寄肝煎をしていたが、病身のため断ってきたので文政二年(一八一九)代りの肝煎として浜石田村の弥三兵衛を願出て許可された(川端家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android