石田新村(読み)いしだしんむら

日本歴史地名大系 「石田新村」の解説

石田新村
いしだしんむら

[現在地名]黒部市石田新

東は石田村、南は石田川原新いしだかわらしん村。生地いくじ村と経田きようでん(現魚津市)を結ぶ浜往来黒瀬くろせ川が交わる付近にある。慶長八年(一六〇三)石田村領内を新開し村ができたので石田新村と称した(「新川郡村名由来」加越能文庫)。寛永一六年(一六三九)富山藩領、万治三年(一六六〇)から加賀藩領。正保郷帳では高三一二石余、田方二〇町七反余・畑方一反、新田高二二石余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高九二石、免四ツ八歩(三箇国高物成帳)。正徳四年(一七一四)から八度の手上高があり、天保一一年(一八四〇)の草高一三八石余(「高免帳」杉木家文書)


石田新村
いしだしんむら

[現在地名]立山町石田新

常願寺川中流右岸、浅生あそう村の南東方に位置。慶安三年(一六五〇)に村立てされた(出来新村・退転村記申帳)。明暦二年(一六五六)の村御印留に村名がみえ、寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高二一石、免二ツ二歩、明暦二―三年の新田高八石、小物成は鱒役二匁、鮭役二匁(出来)・鮎川役一匁(出来)、寛文一一年の検地引高一三石(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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