最新 地学事典 「浦河海進」の解説
うらかわかいしん
浦河海進
Urakawa transgression
矢部長克(1927)は日本列島の白亜系を2回の海退・海進を代表する4統に区分し,最上部の浦河統(現在は浦河統とヘトナイ統に細分されている)は広範囲な沈降または海進によって形成されたとみなした。現在の知識では,最大海進期はConiacian~Santonianであり,環太平洋北西地域でほぼ共通している。北海道中軸部の前弧海盆堆積物の上部蝦夷層群(Turonian~Maastrichtian)では,Coniacianの海進による上方細粒化堆積相が認められる。
執筆者:田中 啓策・八尾 昭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

