浮田の森(読み)ウキタノモリ

デジタル大辞泉 「浮田の森」の意味・読み・例文・類語

うきた‐の‐もり【浮田の森】

奈良県五條市の荒木神社の森。[歌枕
「かくしてやなほやなりなむ大荒木の―のしめにあらなくに」〈・二八三九〉
[補説]のちには、京都市伏見区淀本町の与杼よど神社の森にもいうが、平安時代以後は混同されて明確でない。

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精選版 日本国語大辞典 「浮田の森」の意味・読み・例文・類語

うきた‐の‐もり【浮田の森】

  1. 京都市伏見区淀の与杼(よど)神社の森をいう。大荒木野。大荒木の森。歌枕。
    1. [初出の実例]「森はうきたのもり。うへきの森。岩瀬の森」(出典:枕草子(10C終)一一二)

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