精選版 日本国語大辞典 「消え渡る」の意味・読み・例文・類語 きえ‐わた・る【消渡】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙① いままであったものがまったく消えてなくなる。すっかり消える。[初出の実例]「さ莚(むしろ)に露のはかなくおきていなば暁ごとに消えやわたらむ」(出典:金槐和歌集(1213)恋)② 輝きをすっかり失う。まったく光彩がなくなる。[初出の実例]「何にもあらずきえわたれるは、更にたぐひなうおはしますなりけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)行幸) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例