ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「液体ホーニング」の意味・わかりやすい解説 液体ホーニングえきたいホーニングwet blasting; liquid honing 細かい砥粒と水の混合液 (防錆剤を含むことがある) をノズルから高速で噴射して工作物の表面を仕上げる加工法で,液体ホーニング盤と呼ばれる機械を用いる。この加工法は表面を一様な微細凹凸状態 (梨地面という) にすることを目的とし,加工された表面は硬化して疲れ強さや耐摩耗性が向上する。複雑な形状の物体にも容易に適用されるので,メッキや塗装面の下地仕上げ,錆取り,鋳物表面の清掃などに利用され,工業製品のみでなく,美術工芸品にも広く応用されている。 (→ショットブラスト ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by