液体金属燃料(読み)えきたいきんぞくねんりょう(その他表記)liquid-metal fuel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「液体金属燃料」の意味・わかりやすい解説

液体金属燃料
えきたいきんぞくねんりょう
liquid-metal fuel

核分裂性物質液体金属に溶かし込んだ原子炉用燃料。高温での使用が可能で熱効率がよい,燃料の成形加工が不要などの利点があるが技術的難点も少なくない。たとえば,ウラン 233またはウラン 235をビスマスに溶かし込んだものやプルトニウムを溶かしたものなどがある。アメリカのロスアラモス研究所の高速増殖炉実験炉 LAMPREで実験的に研究されたものなどがあるが,研究段階であり一般的ではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む