普及版 字通 「淤」の読み・字形・画数・意味
淤
11画
[字訓] どろ・ふさがる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は於(お)。於は嘆く声。おしふさがるような声をいう。淤は〔説文〕十一上に「澱滓(でんし)、濁泥なり」とあり、澱は「滓なり」、滓は「澱なり」とあって、水底にたまった黒い泥水をいう。
[訓義]
1. どろ、おり、かす。
2. にごる。
3. 泥でふさぐ、ふさがる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕淤 ニゴル・オヒク
[語系]
淤ia、汚a、oa、oeは声近く、くぼんでたまったものの意がある。またin、堰ian、遏atは、ものが滞留してふさぐ意がある。ともに一系の語。
[熟語]
淤閼▶・淤渣▶・淤紫▶・淤賜▶・淤積▶・淤阻▶・淤塞▶・淤滞▶・淤▶・淤漲▶・淤泥▶・淤淀▶・淤▶・淤澱▶・淤土▶
[下接語]
濁淤・張淤・泥淤・塡淤・澱淤・塗淤
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報