淦水(読み)カンスイ

デジタル大辞泉 「淦水」の意味・読み・例文・類語

かん‐すい【×淦水】

船底にたまる汚水。あか。

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「淦水」の意味・読み・例文・類語

かん‐すい【淦水】

  1. 〘 名詞 〙 船の底にたまる水。あかみず。あか。
    1. [初出の実例]「忽遭南風、漂著孤島。船居巗間、淦水盈溢」(出典日本後紀‐延暦二四年(805)七月癸未)

あか‐みず‥みづ【淦水】

  1. 〘 名詞 〙 船体の結合部や損傷部などから浸入して船底にたまった水。あか。
    1. [初出の実例]「昼八ツ時分に、〈略〉あか水入出し候に付」(出典:無人島漂流記(1798))

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