船体(読み)せんたい

精選版 日本国語大辞典 「船体」の意味・読み・例文・類語

せん‐たい【船体】

〘名〙
船舶形体。船の形。また、船舶そのもの。
※舶用機械学独案内(1881)〈馬場新八・吉田貞一〉前「舩体(センタイ)劇しく動揺して傾むく時」
② 船舶の積載物、付属物を除いた部分の称。〔英和商業新辞彙(1904)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「船体」の意味・読み・例文・類語

せん‐たい【船体】

船の形。また、船そのもの。
積載物・設備・付属物などを取り除いた船の本体

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の船体の言及

【造船】より

…仕様が船主に承認されると船殻,甲板,居住区,機関,電気など各分野に分かれて部分部分の機能図と工作図をつくる詳細設計が開始され,同時にこの段階で,必要な鋼材や機器類をすべて集計してコストの確認をするとともにそれぞれの材料の発注依頼が行われる。
[船体の建造]
 このように設計段階で計上された資材は購買部門でおのおの適切な製造者を選び発注され,さらに必要なときに入荷するよう管理される。鋼材はまず歪取りと下地処理(錆落しとプライマー塗装)が施され,次に必要とする各部材の形状に切断するために,その形状の図面を投影してなぞったり,あるいは写真技法で焼き付ける罫書(けがき)が行われる。…

※「船体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

インボイス

送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...

インボイスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android