深清水村(読み)ふかしみずむら

日本歴史地名大系 「深清水村」の解説

深清水村
ふかしみずむら

[現在地名]今津町深清水

かつら村・酒波さなみ村の北にあたり、琵琶湖畔から北西山中まで広い村域を有する。南北二村に分れていたが、明治六年(一八七三)合併。天正一一年(一五八三)八月の杉原家次知行目録(浅野家文書)に深清水とあり、高一千一五石余。寛永石高帳に高一千二九四石余とあり、九八〇石余は幕府領、三一四石余は旗本佐久間長助領。慶安高辻帳では幕府領は田方四一七石余・畑方一八三石余、永荒三七九石余、ほかに小物成米五斗余、旗本佐久間領は田方二三六石余・畑方七七石余。元禄郷帳は同高で、甲斐甲府領と和泉伯太藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android