清彦 きよひこ
記・紀にみえる伝承上の人物。
天日槍(あめのひぼこ)の3(4)世孫。田道間守(たじまもり)の父(弟)。天日槍が将来した神宝を垂仁(すいにん)天皇に献上したが,出石(いずし)という小刀を惜しんで衣の下にかくした。天皇の酒杯をうけるときみつかり,宝物庫におさめられたが,その小刀が,ひとりでに清彦のもとにもどり,のち淡路(あわじ)島にあらわれて神としてまつられたという。「古事記」では清日子。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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