清須新田(読み)きよすしんでん

日本歴史地名大系 「清須新田」の解説

清須新田
きよすしんでん

[現在地名]豊橋市清須町

豊川の右岸河口付近にできた新田。寛文三年(一六六三)の清須新田開発証文(清須区有)によると、開発者は吉田よしだ宿札木ふだぎ町の本陣、清須屋中西与右衛門で、「平井村・川崎村よし野かや野草野、新田畑ニ被為仰付候者不残申請、拙者開発仕立可申上候」とあるように、平井ひらい(現宝飯郡小坂井町)川崎かわさき村の地先に計画されたものである。また用水は、「下五井川をつきとめ、大杁弐つ仕、水を横須加村・下五井村之地内を通し、川崎村へまわし水取可申候、并日色野村大清水をつきとめ、川むかいより水道杁を仕、此方へ水取可申候」とあるように、下五井しもごい村と日色野ひしきの村の大清水を堰止めて利用した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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